「ドライストーンウォーリング」のムーンゲート「moon gate 」
- Yudai Ono
- 2024年3月14日
- 読了時間: 3分
更新日：11月6日
🌕ムーンゲートとは？ドライストーンウォーリングで作られた「月の門」の魅力
ムーンゲート（Moon Gate）とは、中国で「月門（げつもん）」と呼ばれる、庭園へ入るための伝統的な円形の門のことです。
その形が象徴する「永遠」「調和」「幸福」から、イギリス人によってバミューダ諸島に伝わり、
「The Bermuda Moongate（バミューダ・ムーンゲート）」として幸せのシンボルとして親しまれてきました。
チェルシーフラワーショーで一躍有名に
ムーンゲートが世界的に注目を浴びたのは、2002年のチェルシーフラワーショー。
映画『Dare to Be Wild（邦題：ガーデンショー）』でも知られるガーデンデザイナー、
メアリー・レイノルズ（Mary Reynolds）さんが手がけた庭がゴールドメダルを受賞したことがきっかけでした。
彼女のデザインでは、**ドライストーンウォーリング（乾式石積み）**で作られたムーンゲートが象徴的な存在として登場します。
石を積み上げるだけで構築されたその円形の門は、自然との調和と強さを感じさせる印象的な作品です。
👉 Mary Reynolds 公式サイトはこちら{:target=”_blank”}
👉 映画「Dare to Be Wild」予告編（YouTube）{:target=”_blank”}
「Dare to Be Wild」https://www.youtube.com/watch?v=oOwKMF9D-4w
「Mary Reynolds」 https://marymary.ie
日本に実在するドライストーンウォーリングのムーンゲート
日本にも、人が通れるサイズのムーンゲートが存在します。
その一つは瀬戸内にあり、スワローテールガーデンが施工に関わっています。
残念ながら私有地のため非公開ですが、施工時の写真を今後ご紹介します。
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🌕ムーンゲートが象徴する意味
• 永遠の循環
• 自然と人との調和
• 幸福と繁栄の象徴
石で築かれた円形の門は、時を超えて訪れる人々に「静けさと祝福」を感じさせてくれます。
ムーンゲートは単なる構造物ではなく、庭に「祈りのかたち」をもたらす存在なのです。
ムーンゲート制作の様子
ムーンゲートの円を作りながら、ひたすら両サイドに石を積んで行きます。
両サイドを半分以上積んだら型枠を外します。
富山氷見湾を一望できるムーンゲート
次の場所は、富山県氷見にあるワイナリー「セイズファーム」さんにあるムーンゲートです。ここは氷見の高台にありロケーションも最高です。ワインと食事が楽しめるオーベルジュもありますのでここを拠点に富山観光もできますよ。
その時の石積みの様子はまた後日ブログに書きたいと思います。
セイズファーム https://www.saysfarm.com
📸撮影・文：スワローテールガーデン（Swallowtail Garden）
